教員紹介

児玉 猛 助教

KODAMA Takeshi

所属研究開発部門・資源開発分野・天然物創薬学領域(天然物化学)

専門分野天然物化学

学位博士(理学)

略歴 富山大学 研究者総覧

出身大学・大学院

2007年3月  大阪市立大学理学部化学科卒業
2009年3月  大阪市立大学大学院理学研究科物質分子系専攻前期博士課程修了
2012年12月  大阪市立大学大学院理学研究科物質分子系専攻後期博士課程修了

職務経歴

2013年1月  大阪市立大学大学院理学研究科 博士奨励研究員
2013年4月  富山大学和漢医薬学総合研究所 研究員
2016年8月  富山大学和漢医薬学総合研究所 特命助教
2017年4月  秋田工業高等専門学校創造システム工学科 助教
2019年10月  富山大学和漢医薬学総合研究所 助教

研究テーマ

部門

分野

領域

プロジェクト

研究の概要

天然物は、植物や微生物が産出する二次代謝産物であり、構造多様性を持つことから様々な生物活性を有し、医薬品や農薬を開発するための基盤となっている。また、天然物の複雑な骨格構造を構築して量的供給を行う方法として、有機合成的手法を用いた化学合成や二次代謝生合成遺伝子を用いた微生物による物質生産が挙げられます。現在、植物や微生物から単離される生物活性を有する天然物を対象に、有機合成化学や分子生物学、酵素工学などの分野を融合して、新たな創薬シードとなりうる天然型および非天然型の有用物質の産出に取り組んでいる。

1)構造多様性を有する天然物および誘導体を用いた化合物ライブラリーの構築
2)二次代謝生合成酵素の曖昧な基質特異性を利用した天然型および非天然型化合物の創出

研究への想い

私が天然物化学研究に興味をもった動機は、複雑な化学構造を有する天然物が魅力的だと感じたからです。これをきっかけとして特異な化学構造を有機合成により構築するためにはどうしたらよいかや生体内のどのようなはたらきで天然物が合成されているのか、天然物の化学構造の些細な違いにより生物活性に与える影響が大きいのはなぜかなど、研究を進めていくにつれて様々なことに興味が出てきました。新たな発見には常に様々な研究領域に興味を持ち、それらを融合して得られた結果について注意深く考察することが大切であると考えています。

論文

Win, N.N., Kodama, T., Lae, K.Z.W., Win, Y.Y., Ngwe, H., Abe, I., Morita, H. Bis-iridoid and iridoid glycosides: Viral protein R inhibitors from Picrorhiza kurroa collected in Myanmar. Fitoterapia, 134, 101-107 (2019).

Matsui, T., Kodama, T., Mori, T., Tadakoshi, T., Noguchi, H., Abe, I., Morita, H. 2-Alkylquinolone alkaloid biosynthesis in the medicinal plant Evodia rutaecarpa involves collaboration of two novel type III polyketide synthases. J. Biol. Chem., 292, 9117-9135 (2017).

Kodama, T., Ito, T., Dibwe, D. F., Woo, S., Morita, H. Syntheses of benzophenone-xanthone hybrid polyketides and their antibacterial activities. Bioorg. Med. Chem. Lett., 27, 2397-2400 (2017).

Yang, X., Matsui, T., Kodama, T., Mori, T., Zhou, X., Taura, F., Noguchi, H., Abe, I., Morita, H. Structural basis for olivetolic acid formation by a polyketide cyclase from Cannabis sativa. FEBS J., 283, 1088-1106 (2016).

Duc, V. H., Kodama, T., Hien, T. B. L., Kiem, V. P., Thao, T. D., Tai, H. B., Anh, T. L., Win, N. N., Imagawa, H., Ito, T., Morita, H., Hoai, T. N. A new polyoxygenated cyclohexene and a new megastigmane glycoside from Uvaria grandiflora. Bioorg. Med. Chem. Lett., 25, 3246-3250 (2015).

キーワード

天然物化学、有機合成化学、 酵素工学