2018年度 共同利用・共同研究推進のための支援助成金公募について


目的と概要

本研究所は関連する他の研究機関に所属する研究者との共同研究を通して、和漢医薬学研究の中核的共同研究拠点の形成を推進しています。

本助成は、下記に掲げる研究課題について、本研究所外の研究者と本研究所教員が行っている、あるいはこれから行おうとしてる共同研究への支援を行います。採択された研究課題には成果の学会発表旅費、本研究所施設を利用した共同研究に係る旅費、論文発表経費として支給されます。

研究課題
  1. 漢方薬が有する複雑系の解析
    • 漢方薬の作用機序の網羅的解析(in vitro、in vivo、in silico)
    • 漢方薬の解析に対する数理学的方法論の応用

  2. 天然薬物資源の確保と保全及び和漢薬の標準化
    • 和漢薬の標準化のための基原・成分・活性融合研究
    • 和漢薬資源の多様性の解析と栽培化に関する研究
    • 和漢薬の生理活性成分に関する研究
    • 和漢薬成分を活用したケミカルバイオロジーの展開

  3. 和漢医薬学の基礎研究の推進及び西洋医薬学との融合
    • 病態モデルを用いた病態制御機構の解明と和漢薬の有効性の薬理学的検証
    • 和漢薬を基盤としたイノベイティブな治療薬の創出
    • 和漢薬の臨床応用研究
    • 和漢医薬学における診断・治療体系の客観化

  4. 和漢医薬学研究の中核的情報発信拠点の形成
    • 和漢薬データベースの拡充
    • 基礎及び臨床研究成果の多面的な統合情報の解析
募集課題の種目と概要
(A) 一般研究(8件程度)

上記の課題について、申請研究者が主体となって本研究所所属の研究者と行う共同研究を公募します(1件につき上限30万円)。

応募にあたっての注意
  • 申請代表者は大学並びに公的研究機関に所属する本研究所以外の研究者とします。その他の研究分担者等には大学院学生及び国外の研究機関等の研究者を含めることができます。
  • 共同研究期間は、2019年3月31日までとします。
  • 申請者は、予め共同研究を行う予定の本研究所の教員と研究題目、研究目的、研究計画、来学予定期間、必要経費、要望事項等について打ち合わせのうえ、応募申請書類様式に基づいて申請して下さい。なお、本研究所の各研究分野・所属教員・研究の概要等は、本研究所ホームページを御覧下さい。
  • 共同研究によって得られた研究成果を学会・論文等で公表した場合は、謝辞入りの発表要旨、謝辞入りの公表論文、もしくは謝辞入りの投稿論文の写しを速やかに提出して下さい。
  • 特許等の知的財産権が関わる可能性がありますので、データの公表やデータベースへの入力については予め本研究所にご相談下さい。
  • 助成は2018年12月1日から2019年3月31日までとします。
  • 過去に本研究所公募型共同研究に採択されたことのある研究者であっても新規課題に応募することができます。ただし、過去の採択課題について、これまでに公表した論文のある場合には、その論文別刷を申請書とともに提出して下さい。
申請方法
  1. 申請代表者が共同研究申請書(様式1-1)をPDF形式でメールにて添付申請して下さい。
  2. 共同研究承諾書(様式1-3)を、申請書と合わせて郵送願います(共同研究承諾書を提出していただくことで、所属先への出張依頼は行いません)。
  3. 募集期間: 2018年10月19日(金)〜 2018年11月16日(金)必着
採否通知

採否は富山大学和漢医薬学総合研究所共同利用・共同研究推進委員会において審議の上、所長より2018年11月中に、申請代表者へ直接通知します。

採択された場合、申請代表者及び分担者の方々に「富山大学和漢医薬学総合研究所協力研究員」を委嘱します。

共同研究内容の変更届け

研究期間の途中に、研究者の追加・変更及び研究内容の変更がある場合は、届出を行って下さい。(様式6-1, 6-2, 6-3)

共同研究経費

共同研究に必要な研究経費(打合せや学会発表の旅費及び論文発表等に関する経費)は、採択金額を上限として本研究所で支出します。共同研究に必要な旅費については、本学の旅費規則等に基づき算出し、精算払いとします。

共同研究機器、データベース、宿泊施設

共同研究を行うにあたり、以下の機器・施設等を使用することができます。

成果報告

申請代表者は、共同研究期間終了後1ヶ月以内に共同研究報告書(様式1-4)及び収支報告書 (様式任意) を提出して下さい。

なお、共同研究によって得られた研究成果を学会・論文等で公表した場合は、謝辞入りの発表要旨、謝辞入りの公表論文、もしくは謝辞入りの投稿論文の写しをご提出下さい。

論文発表時の謝辞の表示

学術論文、学術集会等で本共同研究の成果を発表する場合には、その時期がいつであっても、必ず本共同研究による旨を明記して下さい。その際、別刷り1部を提出して下さい。

和文の例:

  • 平成30年度富山大学和漢医薬学総合研究所共同利用・共同研究推進のための支援助成金
  • 本研究は、平成30年度富山大学和漢医薬学総合研究所共同利用・共同研究推進のための支援助成を受けて行われた。

英文の例:

  • a Grant-in-Aid for the Cooperative Research Project from Institute of Natural Medicine, University of Toyama in 2018.
  • This research was supported by a Grant-in-Aid for the Cooperative Research Project from Institute of Natural Medicine, University of Toyama in 2018.
知的財産権の取り扱い

本共同研究での知的財産の取り扱いについては、国立大学法人富山大学知的財産ポリシーによります。詳細は本学のホームページをご参照下さい。また、知的財産権の取扱いに注意すべき共同研究成果の発表及び報告に関しましては、下記の問合せ先までご連絡下さい。別途協議いたします。

申請書提出先・お問い合わせ先

国立大学法人 富山大学 医薬系事務部 研究協力課
担当:女川 佑可子

〒930-0194 富山市杉谷2630
Tel:076-434-7684 (ダイヤルイン)
Fax:076-434-4656
Email: kyoten[at]inm.u-toyama.ac.jp(お問い合わせの際には[at]を@に変換して下さい)

各種様式
種別様式
申請書様式1-1 (Word, PDF)
共同研究承諾書様式1-3 (Word, PDF)
報告書様式1-4 (Word, PDF)
共同研究者追加届様式6-1 (Word, PDF)
共同研究者変更届様式6-2 (Word, PDF)
共同研究内容変更願様式6-3 (Word, PDF)

※ Word形式は11ptとし、枠の大きさを変えず、指定書式に入れて下さい。

Q & A

1. 開始時期について

Q.申請書に記載する「共同研究期間」の開始はいつからになるのでしょうか?

A.新規の研究計画の場合は採択が確定次第、早急に始めることといたします。また場合によっては、採択の可否に拘わらず開始されているものといたします。既に進行中の共同研究に関しては、その研究が開始された時期を記載して下さい。

3. 共同研究承諾書について

Q.所属機関長名、所属機関長印は、所属部局長でもよいでしょうか?

A.所属部局長名、所属部局長印でも可とします。