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富山大学・和漢医薬学総合研究所が新組織へ
~健康長寿社会形成に貢献する基礎研究と臨床研究の拠点~

和漢医薬学総合研究所は、昭和38年に富山大学薬学部附属和漢薬研究施設として設置されて以来57年の歴史を有しており、「和漢薬の学理及びその応用の研究」を目的に、研究と教育を進めています。現代の先端科学技術を駆使して、和漢薬をはじめとする伝統医学や伝統薬物を科学的に研究し、以て東洋医薬学と西洋医薬学との融合を図り、新しい医薬学体系の構築と自然環境の保全を含めた全人的医療の確立に貢献することを使命としています。
このたび、「東西医薬学の融合を基盤とした次世代型医療科学を創生し、健康長寿社会の形成に貢献する」体制を充実させるために、研究所を新しく組織改編しました。
研究開発部門では、高齢者疾患対策研究、未病・予防先制医療研究、資源開発研究を戦略的に進め、臨床応用部門では基礎研究の成果に基づいた臨床研究を進めます。産官学連携部門も新設し、研究所の大きな目的である「研究成果の社会実装」、すなわち医薬品等の開発や、漢方方剤の効能拡大を目指します。また富山大学ならではの、和漢医薬学に関するリカレント教育を実施する和漢医薬教育研修センターを設け、医療従事者への教育体制を充実させました。

和漢研組織


2020.04.01 ニュース