4つの部門とセンター

4つの部門とセンター

研究開発部門

研究開発部門では、高齢者疾患対策研究、未病・予防先制医療研究、資源開発研究を連携して進めます。特に、臨床研究への橋わたしを目指した研究、新規メカニズムに基づく創薬基盤の構築を目指した研究を行います。

資源開発分野

病態制御分野

複雑系解析分野

未病分野

国際共同研究分野

薬用資源管理部門

本部門は和漢薬をはじめとする伝統薬物や天然薬物などの薬用資源の管理と維持、さらに天然物創薬を指向してこれらを活用した学内外との共同研究を推進します。

臨床応用部門

本部門は、医療用漢方製剤の新たな応用を目指した臨床試験、植物性医薬品の開発を目指した臨床試験を推進します。即ち、和漢医薬学総合研究所における基礎研究から得られたシーズを基に、附属病院の臨床研究管理センターと連携し、トランスレーショナルリサーチの推進を図ります。また、診療における疑問点を和漢医薬学総合研究所にフィードバックし、リバーストランスレーショナルリサーチへの橋渡しを図ります。

産官学連携部門

当研究所の使命の1つは、新薬の発見と開発であり、これには産業、政府、学際領域の協力が必要です。 産官学連携部門は、医薬品開発を促進するために研究室の医薬品候補を発掘し、他の企業や公的機関にその候補を紹介します。さらに、本部門は、これら医薬品候補を基盤に、起業を希望する当研究所の職員に対してのサポートを行います。

なお、本部門の業務は、富山大学学術研究・産学連携本部と連携をとることで、効率的かつ迅速に遂行される仕組みとなっています。

和漢医薬教育研修センター

文部科学省は医学教育、薬学教育、看護教育のモデルコアカリキュラムにおいて漢方医学に関して記載しています。例を挙げると、2018年の医学教育モデルコアカリキュラムの改訂版では、「漢方医学の特徴と主要な漢方処方の適応及び薬理効果を概説できる」とあります。これにより、多くの医療系学部が漢方教育に取り組んでいます。一方、漢方医学的概念を理解して漢方医学教育を実践できる教員はほとんどいません。したがって、漢方教育が可能な教員の育成が必要です。

本センターは、(1)漢方医学教育における研修システムを確立すること、(2)医師および薬剤師に漢方臨床研修を提供することを目的としています。