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第35回 民族薬物資料館を一般公開しました

本研究所では,感染予防対策として参加者数の上限を設けた上で,11月7日(日)に和漢医薬学総合研究所民族薬物資料館の一般公開を行いました。このような制約のある状況でしたが,33名の参加者がありました。

館内には,半世紀にわたり国内外の調査で蒐集した漢方医学,中国医学及びインド医学で用いられる貴重な生薬を中心とした約30,000点余の生薬標本が保存・展示されており,参加者は案内者の説明に聞き入っていました。

また,特別講演では,本資料館に保管されている生薬標本を多数蒐集した,本研究所小松かつ子教授が「民族薬物資料館アーカイブwith 私」と題して特別講演を行いました。参加者は,薬物資料獲得の大切さと大変さを実感した様子でありました。引き続き,小松教授が参加者に生薬の産地や効能等を解説しながら館内を案内し,参加者は,生薬や漢方薬標本の香りを感じながら,興味深く見学していました。


2021.11.07 ニュース