教員紹介

金 俊達 准教授

Kim Jundal

所属研究開発部門・複雑系解析分野

専門分野分子生物学、ゲノム情報生物学

学位博士(生物工学)

略歴 富山大学 研究者総覧

出身大学・大学院

2001年 2月 Gachon大学 工科大学 食品生物工学科(韓国) 卒業
2006年 3月 筑波大学大学院 修士課程 生命環境科学研究科 生物機能科学専攻 修了
2009年 3月 筑波大学大学院 博士課程 生命環境科学研究科 生物機能科学専攻 修了

職務経歴

2009年 4月 筑波大学 生命領域学際研究(TARA)センター 博士研究員
2012年 4月 筑波大学大学院 生命環境系 研究員
2013年 4月 筑波大学 生存ダイナミクス研究(TARA)センター 助教
2021年1月 富山大学 和漢医薬学総合研究所 准教授

研究テーマ

部門

分野

領域

プロジェクト

研究の概要

日本は、世界一の健康長寿国であると同時に高齢化最先進国でもあり、今後、医療や介護の問題はますます深刻となることが予想されます。食習慣や生活環境の変化に伴うがんや肥満、循環器疾患などの生活習慣病が、また少子化や妊娠時疾患リスクの増加など、疾患構造が大きく変化しています。そのため、様々な疾患に対する発症機序の解明に加え、健康寿命の延伸を目指す科学的根拠に基づいた東・西洋の医療技術や医薬の発展は、大きな課題であると考えられます。このような背景の中、私の研究目標は基礎研究の側面から、多層オミクス解析(トランスクリプトーム・トランスレイトーム・メタボローム)を駆使し、以下の複雑系解析研究に取り込んでいます。
① 和漢薬と遺伝・代謝情報:生命情報のプロファイリング
② 和漢薬が与える生体応答:分子機序の解明
③ 和漢薬が支える生体恒常性の理解

研究への想い

私のパソコンにはオミックスデータが多く入っていますが、それをただ開いて見るだけではデータが勝手に語り出すことなく、生命現象を理解することはできません。「問いが無ければ答えも無い」という当たり前のことを言います。複雑な生命現象を理解するために、かつサイエンスの本質を知るためには自分の意志でチャレンジして、思いもよらない挫折を経験しながら常に挑戦的な研究を求めることが大切だと考えています。

論文

Loss of PRMT1 in the CNS induces reactive astrocytes and microglia during postnatal brain development. Hashimoto M, Kumabe A, Kim JD, Murata K, Sowmya S, Williams A, Lu W, Ishida J, Nakagawa T, Endo M, Minami Y, and Fukamizu A. J. Neurochem. DOI: org/10.1111/jnc.15149 (2020)

Histamine receptor agonist alleviates severe cardiorenal damages by eliciting anti-inflammatory programming. Noguchi K, Ishida J, Kim JD, Muromachi N, Kako K, Mizukami H, Lu W, Ishimaru T, Kawasaki S, Kaneko S, Usui J, Ohtsu H, Yamagata K, and Fukamizu A. Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A. 117, 3150-3156 (2020)

PRMT1 deficiency in mouse juvenile heart induces dilated cardiomyopathy and reveals cryptic alternative splicing products. Murata K, Lu W, Hashimoto M, Ono N, Muratani M, Nishikata K, Kim JD, Ebihara S, Ishida J, and Fukamizu A. iScience 8:200-213 (2018)

Calreticulin and integrin alpha dissociation induces anti-inflammatory programming in animal models of inflammatory bowel disease. Ohkuro M, Kim JD, Kuboi Y, Hayashi Y, Mizukami H, Kobayashi-Kuramochi H, Muramoto K, Shirato M, Michikawa-Tanaka F, Moriya J, Kozaki T, Takase K, Chiba K, Agarwala KL, Kimura T, Kotake M, Kawahara T, Yoneda N, Hirota S, Azuma H, Ozasa-Komura N, Ohashi Y, Muratani M, Kimura K, Hishinuma I, and Fukamizu A. Nature Commun. 9, 1982 (2018) *These two authors contributed equally to this work.

PRMT8 as a phospholipase regulates Purkinje cell dendritic arborization and motor coordination. Kim JD, Park KE, Ishida J, Kako K, Hamada J, Kani S, Takeuchi M, Namiki K, Fukui H, Fukuhara S, Hibi M, Kobayashi M, Kanaho Y, Kasuya Y, Mochizuki N, and Fukamizu A. Science Adv. 1, e1500615 (2015)

キーワード

ゲノム情報、トランスクリプトーム、トランスレイトーム、メタボローム、翻訳後修飾