教員紹介

森田 洋行 教授

Morita Hiroyuki

所属研究開発部門・資源開発分野・天然物創薬学領域(天然物化学)

専門分野天然物化学

学位博士(薬学)

略歴 富山大学 研究者プロファイル

出身大学・大学院

1996年 東京薬科大学卒業
1998年 静岡県立大学大学院薬学研究科博士前期課程修了
2001年 静岡県立大学大学院薬学研究科博士後期課程修了

職務経歴

2001年 カナダ・アルバータ州立大学化学部 博士研究員
2002年 三菱化学 博士研究員
2004年 三菱化学生命科学研究所 博士研究員
2008年 静岡県立大学薬学部 助教
2009年 東京大学大学院薬学系研究科 助教
2012年 富山大学和漢医薬学総合研究所 教授

研究テーマ

部門

分野

領域

プロジェクト

研究の概要

天然には人が医薬品として求める多様な構造と生物活性を示す天然物があります。人はこれを単離同定し、臨床的知見を加えうることによって医薬品を開発してきました。現在でも、天然物の化学構造は医薬品を開発する上で重要な位置を占めます。一方、天然物の生合成に関わる酵素の中には、一般的な酵素とは異なり、酵素としては異例とも言える曖昧な基質特異性を示すものがあります。この性質を活用し、さらには酵素の機能を改変することで、多様な非天然型化合物を創出することができます。

これらを踏まえ、主に以下の2つのテーマに取り組んでいます。

1)植物・海綿・微生物からの抗菌・抗ウイルス・細胞毒性化合物の探索
2)天然物生合成酵素の機能解析と新規化合物の創出を目指した酵素機能改変

研究への想い

研究は緻密なデータ検証無くしては成り立ちません。研究はごまかしがききませんし、ごまかしては駄目です。そうならないためにも、実験を行っているときによく観察し、得られた結果についてよく考えることが必要です。よく観察することで、そしてよく考えることで、初めて気づくことができることも多々あります。また、時として大きな壁を忍耐強く乗り越えなければならないこともあります。研究は強い精神力と忍耐力が必要です。新規性に富んだ画期的な成果を得ることも学術の発展のために重要ですが、何よりも、妥協せずに、そして緻密なデータ解析のもとで得られた信頼できる成果を世界に発信することが研究に携わる1研究者としての責務だと考えています。

論文

H. Morita, C.P. Wong, I. Abe, How structural subtleties lead to molecular diversity for the type III polyketide synthases. J Biol Chem, 294, 15121–15136 (2019).

N.N. Win, T. Kodama, K.Z.W. Lae, Y.Y. Win, H. Ngwe, I Abe, H. Morita. Bis-iridoid and iridoid glycosides: Viral protein R inhibitors from Picrorhiza kurroa collected in Myanmar. Fitoterapia, 134, 101–107 (2019).

キーワード

天然物、生合成、構造解析、酵素工学、植物、海綿