略歴 富山大学 研究者プロファイル
出身大学・大学院
2002年3月 日本大学生物資源科学部応用生物科学科 卒業
2004年3月 日本大学大学院生物資源科学研究科応用生命科学専攻博士前期課程 修了
2007年3月 日本大学大学院生物資源科学研究科応用生命科学専攻博士後期課程 修了
2007年3月 日本大学 博士(生物資源科学) 取得
職務経歴
2006年4月 日本学術振興会 特別研究員(21COE)
2007年4月 株式会社常磐植物化学研究所 研究員
2010年4月 千葉大学大学院薬学研究院 技術補佐員
2010年10月 理化学研究所 植物科学研究センター 特別研究員
2013年4月 理化学研究所 環境資源科学研究センター 研究員
2015年4月 大阪大学大学院工学研究科 特任研究員
2021年11月 医薬基盤・健康・栄養研究所 薬用植物資源研究センター 研究員
2024年4月 富山大学 和漢医薬学総合研究所 助教
研究テーマ
部門
分野
領域
プロジェクト
研究の概要
植物は特化代謝物と呼ばれる多様な化合物を生成します。それらは医薬品、香辛料、化粧品、工業原料などとして我々の生活の質の向上に役立っています。薬用植物の有効成分をはじめ、植物特化代謝物の生成機構の解明を目指します。また、それら生成機構に関する知見に基づく(植物)代謝工学による有用植物特化代謝物の生産、植物資源開発に関する研究にも取り組みます。
研究への想い
植物は動物の様に移動することができず、自らが置かれた環境に適応するために多様な特化代謝物と呼ばれる化合物を生成すると考えられています。私は植物が個々の特化代謝物を生成する実際の理由と植物が多様な特化代謝物を生産する能力を獲得した進化過程に興味があり、その生成メカニズムを明らかにすることがそれらを解き明かすことにつながると考えています。
論文
Fanani MZ†, Sawai S†, Seki H, Ishimori M, Ohyama K, Fukushima EO, Sudo H, Saito K, Muranaka T (2021) Allylic hydroxylation activity is a source of saponin chemodiversity in the genus Glycyrrhiza. Plant Cell Physiol 62: 262–271. †These authors contributed equally to this work.
Sawai S†, Ohyama K†, Yasumoto S, Seki H, Sakuma T, Yamamoto T, Takebayashi Y, Kojima M, Sakakibara H, Aoki T, Muranaka T, Saito K, Umemoto N (2014) Sterol side chain reductase 2 is a key enzyme in the biosynthesis of cholesterol, the common precursor of toxic steroidal glycoalkaloids in potato. Plant Cell 26: 3763–3774. †These authors contributed equally to this work.
Seki H†, Sawai S†, Ohyama K†, Mizutani M, Ohnishi T, Sudo H, Fukushima EO, Akashi T, Aoki T, Saito K, Muranaka T (2011) Triterpene functional genomics in licorice for identification of CYP72A154 involved in the biosynthesis of glycyrrhizin. Plant Cell 23: 4112–4123. †These authors contributed equally to this work.
キーワード
薬用植物、植物二次代謝、生合成、トリテルペノイド、サポニン、代謝工学