病態制御分野 神経機能学領域
ユニット
研究概要
本領域では、2つのユニットがそれぞれの視点から、神経変性疾患や老年性疾患の克服を目指した研究を実施しています。神経機能学ユニットでは、難治性神経疾患に対する画期的な治療薬を見出すことと、病態を制御する因子の解明を目標に、基礎研究から臨床研究まで幅広く研究を進めています。和漢薬知統合学ユニットでは、和漢薬の独創性と理論に立脚して、機能性精神疾患や心疾患を標的とした新しい治療薬概念を見い出すための研究を行なっています。
研究内容
神経機能学ユニット(教授 東田 千尋、助教 楊 熙蒙、助教 稲田 祐奈 )
- 神経機能の維持・亢進に関わる神経回路形成機序
- アルツハイマー病、脊髄損傷、頚椎症、生活不活発病、緑内障に対する根本的治療を目指した和漢薬研究
- 神経機能を制御する、中枢神経と末梢臓器のクロストークの分子基盤
- 基礎研究を植物性医薬品開発、漢方方剤の効能拡大に繋げるための臨床研究
- ヒトの心身の健康状態に影響する要因分析とバイオマーカーの探索
和漢薬知統合学ユニット(准教授 東田 道久)
- 和漢薬理論に対するエビデンスの提供とそれを基盤にした新たな研究戦略の提供
- 生体反応に寄り添った和漢薬独自の作用の解明とそれに基づく超低濃度作用薬の開発
- 和漢薬理論に立脚したうつ病の分類、発症機序の解明と、新規抗うつ薬の開発
- 「抗がん薬副作用による心不全」「致死性再発心筋梗塞」を予防する和漢薬処方の開発